「カナリア相談室」代表の宮地悠紀(みやじ ゆうき)です。

毎日、暑い日が続いていますね。
暑い夏は、化学物質過敏症にとっては苦しい季節でもあります。

なぜなら、高温によってさまざまな物質から化学物質が発生しやすいからです。
外を歩いていても舗装道路のアスファルトから化学物質がかなり出ています。昔は、アスファルトの化学物質で道路を歩いているだけで気分が悪くなって倒れたことがありました。元気になった今でも、出来る限りアスファルトではない所を選んで歩くようにしています。

さて、「蚊に刺されて、おめでたい?」とは、いったいどういう意味でしょうか?
夏になると誰もが虫刺されに悩まされますね。

しかし、私が化学物質過敏症を発症してからは、全く蚊に刺されなくなりました。発症以前は、誰よりも蚊に刺されやすくて困っていた程でした。しかし、化学物質過敏症を発症してからは、全く蚊に刺されることがなく、蚊を気にしない生活が10年以上も続きました。

それでは、なぜ、蚊に刺されなくなったのでしょうか?
これは、私の仮説ですが、血液に含まれている化学物質の濃度が高くて蚊にとっても、不味い血液になってしまったからだと思います。蚊も美味しい血を吸いたいと、美食家なのかもしれません。

化学物質過敏症だった当時は、身体を流れる血液が蚊も嫌がるような不味い血液になってしまいました。
そして蚊も嫌がるような血液が身体中を巡っているのを想像して、とてもショックを受けました。不味い血液は、元気になれない理由の一つだと思いました。

呼吸によって体内に空気と共に入った様々な化学物質は血液によって脳に運ばれています。そして、血液中に含まれる化学物質が脳に運ばれると、脳は機能を失い倒れてしまうのです。

それが、快復した数年前から、よく蚊に刺されるようになりました。

普通の人にとっては、蚊に刺されるなんて、いやですよね。しかし、化学物質過敏症だった私にとっては、ひとつのおめでたい出来事なのです。
自分の血液が美味しくなって、元気になった証拠なのですから・・・。バロメーターになっている蚊に感謝です。

今では、とても良く蚊に刺されるので、昔と違って虫よけスプレーが必要になってしまいました。虫よけスプレーは市販のものではなく、アロマオイル シトロネラなどで香りを楽しみながら自分で手作りしています。

暑さが続きますが、みなさまの毎日にが、お健やかでありますようにお祈りしています。